交通事故被害者が知らないと損する、交通事故損害賠償「裏常識」 物損事故からムチ打ち被害者後遺症まで、知ってて得する知識です。あまり知られてない損害賠償の裏側と損しない損害賠償請求を解説します。

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2009年03月06日

■検証 自賠責保険と任意保険の関係 その1
■ 検証 自賠責保険と任意保険の関係 その1




自賠責保険は、自動車を運行する場合に必ず加入しなくてはいけな

い強制的な保険ですが、案外その役割、任意保険との関係、補償内

容についてはあまり知られていません。



一方の任意保険については、加入される方への補償内容や免責事項

についての情報開示がきちんとなされていますので、比較的分りや

すい物になっています。




自賠責保険の正式名称は「自動車損害賠償責任保険」といい、普通

は「自賠責」と略されています。




自賠責保険は、自動車損害賠償保障法(昭和三十年七月二十九日

法律第九十七号)によって定められている保険です。



自動車損害賠償保障法の目的は、第一章第一条に以下のように記さ

れています。



★ 自動車損害賠償保障法 


 第一章 総則

(この法律の目的)

第一条  この法律は、自動車の運行によつて人の生命又は身体が
害された場合における損害賠償を保障する制度を確立することによ
り、被害者の保護を図り、あわせて自動車運送の健全な発達に資す
ることを目的とする。



さらに、自動車損害賠償責任保険については以下のように定められ

ています。




 第三章 自動車損害賠償責任保険及び自動車損害賠償責任共済



 第一節 自動車損害賠償責任保険契約又は自動車損害賠償責任
     共済契約の締結強制


(責任保険又は責任共済の契約の締結強制)
第五条  自動車は、これについてこの法律で定める自動車損害
賠償責任保険(以下「責任保険」という。)又は自動車損害賠償
責任共済(以下「責任共済」という。)の契約が締結されている
ものでなければ、運行の用に供してはならない。



■ 自賠責保険ができた理由



何故このような法律や制度ができたのか、その理由を簡単にお話し

ます。



戦後、日本の高度成長期における自動車台数の増加は凄まく、それ

に伴う交通事故件数も車の台数増加に比例して増え続けました。



しかし、当時は未だ自動車保険に加入するという考え方があまり

普及しておらず、自動車損害賠償保険に加入しない運転者は多く

ありませんでした。



そのため、交通事故に遭ってもまともに損害を賠償してもらえない

被害者、いわゆる「泣き寝入り」をする被害者の数は増加の一途を

たどります。



最悪、家族を死亡させた加害者は、残された家族の生活保障は愚か

死亡した被害者の葬式代すら払えない経済状況であり、残された

家族はなす術もなく途方にくれるといった事例が多く発生しました。



政府は社会問題化した交通事故被害者救済のために、強制保険制度

(現在の自賠責保険)を作りました。



被害者保護の観点から生まれた保険ですので、補償は人的損害に

限定され(物損には不適用)、自賠責保険における傷害部分の限度

額は120万円、後遺障害部分3000万円(介護を必要とする後遺障害1級

は4000万円)、死亡3000万円となっています。



自賠責の場合、慰謝料の限度額は、傷害部分の120万円に制限されま

すが、傷害部分は通院交通費・治療費・入院雑費など全てを含みま

すので、治療費が120万円を超えれば慰謝料は0円ということです。



私は、常日頃からいつの時代の支払基準なのか、疑問に思っています。



そもそも、政府の事業として発足した強制保険制度ですが、平成14

年に制度が改正され、民間に委託した時点での累積運用益は1兆700

億円あり、現在も民間保険会社は運用益をあげています。



最近、自賠責保険料はわずかに引き下げられましたが、保険料を安

くするのであれば、保険料は据え置きもう少し時代にあった支払基

準に出来ないものかと赤鬼は考えます。




■ 自賠責保険と任意保険の関係



赤鬼は、自賠責保険と任意保険の関係をよくお話していますが、

未だに多くの方からこの関係が理解できていない故のご質問を頂き

ます。



交通事故の被害者になって怪我をした場合、必ず理解しておかなく

てはいけない最低限の知識ですので、確認の意味で再度お話します。




★ 何故任意保険に加入するのか?



自賠責保険は、先ほどお話しましたように、自動車を運行する際に

必ず加入していなくてはいけない保険です。



それに比べ、任意保険はその名のとおり自動車運行者が任意で加入

する保険になりますので、加入非加入はまちまちです。



車を運行する時に強制的に加入させられている自賠責保険があるの

だから、それ以外に保険に加入しても意味がないと、あなたは思っ

ていませんか?



では、何故任意保険が存在しそれに加入する自動車運行者がいるの

かというお話です。



任意保険に加入する理由を数値を使用しはっきり言えるようであれ

ば、あなたは交通事故損害賠償にかなりの知識がありますが、ただ

なんとなく事故を起こしたら心配だからという理由でご加入になっ

ていませんか。



赤鬼の父親も82歳だというのに、未だに現役で車を運転しています

が、母親に何故任意保険に入るのかと聞くと「事故を起こして人に

怪我をさせると、財産を皆持っていかれて大変なことになるから」

このように答えます。



かなり昔の状況がそのまま頭の中を支配していて、最近の現状とは

かみ合いませんが、それに近い理由から任意保険に加入しているこ

とは事実です。



そこで、この機会に自賠責保険と任意保険の関係を正しく理解して

いただければと思います。



(あくまでも加害者が任意保険に加入していることを前提とします)



自賠責保険と任意保険の関係ですので、先ほど自賠責保険ができた

理由の所でお話ししているように、自賠責は物損事故の補償はあり

ませんので、交通事故は人身事故に限られます。



人身事故が発生した場合、加害者は救急車や警察にすぐに連絡をす

ることになっていますが、加害者はさらに任意保険会社にも事故発

生の連絡をしなくてはなりません。



任意保険会社に事故発生をすぐに連絡する一番の大きな理由は、

任意保険会社のサービスの一環である「任意一括」の対応を開始し

なくてはいけないからです。



「任意一括」はあまり聞きなれない言葉ですが、ここに事故後最初

の自賠責保険と任意保険の関係が成立することになります。



どのようなことかといいますと、人身事故が発生し被害者が人身傷害

を負った場合、それに関わる治療費は最初自賠責保険から支払われます。



しかし、自賠責保険はその公共的性格上、事故現場や病院に来て世

話をしてくれる任意保険会社の担当者に当たる役割の人間は存在せ

ず、全ての保険金の請求手続きは加害者もしくは被害者がしなくて

はなりません。



これを、自賠責保険の「加害者請求」「被害者請求」といいますが、

詳しいことはブログ記事「加害者請求・被害者請求」を理解するを
http://safely.blog115.fc2.com/blog-entry-42.html

ご覧になって下さい。



しかし、自賠責保険に保険金を請求する知識のない加害者や被害者

では、病院の治療費の支払いにも困ってしまいます。



そこで、登場するのが任意保険会社による「任意一括」対応です。



本来は、加害者が治療費や通院交通費を一旦立て替えて支払い、

後に加害者請求により自賠責に保険金(治療費、通院交通費)を

請求することになっています。



しかし、それでは加害者の負担がおおきいため、加害者加入の任意

保険会社が顧客サービスの一環として加害者の業務を代行しています。



要するに、人身事故が起きると加害者加入の任意保険会社の担当者

が被害者の治療している病院に治療費を立て替えて支払い、後に

任意保険会社が加害者から委任状を取り付け、加害者に代わって

「加害者請求」を自賠責保険会社にして、任意保険会社が立て替え

たお金を回収す一連の行為を「任意一括」対応といいます。



ややっこしいようですが、ここが肝心ですので良くご理解下さい。



ですので、仮に加害者が任意保険に加入していない場合、被害者の

治療費や通院交通費は全て加害者が立て替えなくてはなりませんが、

最悪加害者に誠意がない場合は、被害者自身が全てを立て替えるこ

とになります。



何度も加害者に治療費や交通費を請求しても払ってくれない場合は、

先ほどご説明した「被害者請求」を自賠責にしなくてはなりません。



その際、一切加害者の同意が必要ない点だけが救いです。



話を、自賠責保険と任意保険の関係に戻しますが、自賠責保険で

支払われる保険金の人身傷害に対する限度額は120万円になります。



しかし、この120万円の人身傷害限度額には、治療費、通院交通費

はもちろんのこと傷害慰謝料(入通院慰謝料)休業損害まで含んで

いますので、怪我程度が比較的重い場合は限度額の120万円を簡単に

超えてしまいます。



その超えた部分を補償する役割が任意保険になります。



ですので、損害賠償額が120万円を超えない人身事故の場合、任意

保険会社の保険金支出は1円もありませんので、そこに任意保険会社

が保険金を払い渋れるカラクリが潜んでいます。


続きは次回です。



事故解決はマニュアル選びが重要! 「交通事故マニュアル比較ナビ」




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Author:赤川 静雄(赤鬼)
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