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2008年12月18日

■弁護士会の立場でみるムチ打ち症の後遺障害認定基準

事故解決はマニュアル選びが重要! 「交通事故マニュアル比較ナビ」



何故むち打ち症が後遺障害認定されないかについて、歴史的背景については
以前お話しました。



今回からは、弁護士会の立場でみるムチ打ち症の後遺障害認定基準

について何回かに分けてお話したいと思います。



本日は、ムチ打ち症による後遺障害が法的にどのようなところが論

争なっているかについてのお話になります。



■ムチ打ち症の法的論争■



本ムチ打ち症による後遺障害が法的にどのようなところが論

争なっているかについてのお話になります。



交通事故による後遺障害認定の基準は労災の基準を使用しています。



その認定基準は、厚生労働省の労働基準監督所が監修している

「労災補償障害認定必携」という冊子で判断されています。



「労災補償障害認定必携」は市販されており、発行は財団法人労働

福祉共済会です。



交通事故を専門とする弁護士はこの冊子を持っていますので、もし

交通事故の後遺障害で弁護士に仕事を依頼をご検討中であれば、選

考基準の1つとして覚えておかれると良いと思います。



この「労災補償障害認定必携」に全ての後遺障害の認定基準が書か

れていますが、数値や不加逆性(二度と以前の形に戻らない)の後

遺障害であれば、認定の際は数値や形態を基準に照らすだけですの

で簡単です。



例えば、醜状障害(しゅうじょう=醜い)でお話しますと、女子の

顔面に鶏卵大以上の瘢痕や 5cm 以上の線状痕、10 円硬貨大以上の

窪みが残った場合を後遺障害7 級12 号に認定します。



耳の50%以上の欠損や鼻軟骨部の大部分を欠損した場合も同様にな

ります。



不可逆性の例では、1上肢を肘関節以上で失ったものは4級4号に認定

することになっています。



しかし、むち打ち症で認定される14級-9号のような神経による後遺

障害の場合は、はっきりと目に見える場合は少なく、ほとんどが目

に見えないものによる障害、いわゆる他覚所見のない障害というこ

とになります。



では、目に見えないものをどのように判断して後遺障害を認定する

かということになります。



「労災補償障害認定必携」では、12級-13号は「労働に通常差し支え

ないが、医学的に証明し得る神経系統の機能又は精神の障害を残す

もの」とされています。



ここでいう「医学的に証明し得る」を裁判所では「画像で明らかに

なる」と考えており、いわゆる他覚所見にて証明し得るということ

になります。



しかし、他覚所見とは必ずしも画像を意味するものではなく、医学

的に証明し得るものを本来他覚所見とすることが正しいのではない

かと弁護士の立場では考えています。



神経根症状の場合、各頚椎の神経根の支配領域に症状が出ていれば

明らかに他覚所見ということになりますが、実際にレントゲンにも

MRIにも映らないような部位でおきている神経根の圧迫の場合、他覚

所見なしとなり、本来12級が認定されるところを14級の認定にされて

しまうことになります。



場合によっては非該当もありえますが、では14級の認定基準はどう

なっているのでしょう。



14級では「労働に差し支えないが、医学的に可能な神経系統又は精

神の障害に関わる所見が認められるもの」となっています。



要するに先ほどの12級では「医学的に証明し得る」の部分が「医学

的に説明できるもしくは推測できる」に変わったと考えて下さい。



この医学的に説明できるとは、「医学的に説明し得る精神神経学的

症状は明らかではないが、頭痛、めまい、疲労感などの自覚症状が

単なる故意の誇張ではないと医学的に推定されるもの」としています。



しかし、現実には「頭痛、めまい、疲労感などの自覚症状が単なる

故意の誇張ではない」と医師が後遺障害診断書に記載しても14級が

認定されない状況であることは確かです。



やはり、最低限自覚症状を神経学的検査により立証して、その際に

ヘルニア等の画像所見(他覚所見)があらば14級(良くて12級)を

認めているようです。




では、他覚所見(画像)がないから絶対に後遺障害が認められない

のかというと、そうでもありません。



症状が神経学的検査で医学的に推測可能な場合、治療形態や治療経

過を勘案して14級を認めていますし、裁判においても画像にこだわ

らない興味深い判決が出ています。



東京地裁(平成11年)の判決で「原告の主訴の内容は、自律神経の

障害を障害を裏付けるものといえるし、そもそもそのような障害は

画像所見などで確認することはできないと思われるから、そのよう

な他覚所見のないことは後遺障害を否定する理由にはならない」と

しています。



只ここで1つ裁判官の認識の誤りがあります。



先ほどの他覚所見の捉え方ですが、医学的に他覚所見とは必ずしも

画像でなければならないということはなく、医学的に説明しうるも

のを他覚所見としているのに対し、裁判官は画像が他覚所見とする

認識です。



このように、ムチ打ち症の後遺障害認定に対する法的論争は「他覚

所見」の捉え方が多くの部分を占めています。



認定したくない自賠責調査事務所と認定させたい弁護士との考え方

の違いがお分かりいただけたと思います。



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