交通事故被害者が知らないと損する、交通事故損害賠償「裏常識」 物損事故からムチ打ち被害者後遺症まで、知ってて得する知識です。あまり知られてない損害賠償の裏側と損しない損害賠償請求を解説します。

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2008年12月08日

■ムチ打ち症が後遺障害認定されにくい背景

事故解決はマニュアル選びが重要! 「交通事故マニュアル比較ナビ」


■ ムチ打ち症が後遺障害認定されにくい背景


前回は、保険会社の出先機関のような自算会により「ムチ打ち症」

関連の12級及び14級神経の認定を意図的に減らされ、後遺障害で苦

しむ被害者が激増し泣き寝入りさせられていることに怒りを感じ、

ある一人の女性ジャーナリストが立ち上がったところまでお話しま

した。



平成9年ある一人の女性ジャーナリストの出現で、今までやり放題の

払いしぶりをしていた保険会社とその手下のような自算会でしたが、

状況は一転することになります。



この女性ジャーナリストの名前は柳原三佳さんといいますが、ご存

知の方も多いのではないでしょうか。



この方は、フリーライターとして自賠責保険による後遺障害認定の

基準がおかしいとして記事を書いていましたが、1997(平成9年)に

「週間朝日」が彼女の記事を大々的に取り上げてキャンペーン化し

たため、大きな社会問題になりました。



チマタでは、自賠責の自算会の認定処理が不透明でおかしい、

交通事故処理法もおかしい、認定される人とされない人の差がない

のにおかしい等という声があちらこちらで聞かれるようになり、

とうとう平成9年9月26日に運輸省は、自賠責の査定に改善を指示す

る通達を出すまで問題が大きくなりました。



折角ですので、赤鬼のデータベースを駆使してここまでに至った

経緯を詳しくご説明しますね。




■ムチ打ち症と自賠責保険払い渋りの関係■


★ ムチ打ち症が後遺障害認定されにくい背景とは



事の発端は昭和59年5月21日に自賠責保険料率大幅引き上げ間題の

ために開催された、第77回自賠責保険審議会にさかのぼります。



この日の審議会において,自賠責保険の収支が近年急速に悪化しつ

つある状況が詳Lく説明され、自賠責保険の収支は単年度では昭和53

年度以来赤字で,昭和57年度からは累積収支も赤字に転じ,このま

ま放置するとの昭和60年度の累積赤字は6,982億円という膨大なも

のになることが予測されると報告されました。



何故このような赤字が生じたかについては何点か原因はありました

が、一番の理由として「ムチ打ち症」による後遺障害に関する支払

いが多いことがあげられました。
  


支払保険金総額で見てみると,後遺障害と傷害の伸びの著しいこと

は以下の数値から分ります。



昭和50年の後遺障害に関わる保険金支払額を基準にすると、昭和58

年の支払額は2.5倍です。



これはとくに14級の後遺障害に対する支払件数の増加によるもので

すが、中でもいわゆるrムチ打ち症」に対する支払件数の急増がその

主な原因になっています。



自賠責のr支払件数」が常識外に増えているのはなぜなのか、数値的

にもう少し詳しくご説明しますと、例えば昭和57年度の支払件数を

昭和50年度と比較した場合,死亡支払件数こそ9.6%減少していま

すが,傷害で49.2%増,後遺障害でなんと79.1%増で,三者合計で

50.3%増にも達しています。



しかも不思議なことに,その間負傷老数自体はほとんど増えておらず、

昭和50年の負傷者数が622,467人であるのに対して、昭和57年の負傷

者数は626,192人であり,両者の差は僅かの3,725人(0.6%)ほどにす

ぎません。



又,この問事故件数も6.2%ほどしか増えていないません。



それにもかかわらず,支払件数が後遺障害で79.1%,傷害で49.2%

も増加しているといる事の原因が問題になります。



原因は先ほどもお話したとおり、後遣障害14級(ムチ打ち症関連)

の支払件数が目立って増えてきていることによるものです。



審議会では保険料率のアップをすることより、先ず昭和50年度に全

体の40.1%であった14級の比率が,昭和57年度には53.1%に急増し

ていることを考慮し、自賠責保険制度の運営の改善を行うべきとの

意見がだされました。



ムチ打ち症の問題点は他覚症状が少なく自覚的愁訴が多いため,被

害者側の主張をくつがえすのが困難な点で,症状が被害者の精神神

経症といった単なる心因性のものなのか,本当に苦痛を伴う神経障

害なのかを見極めることが難しいことがあげられます。。



現在の医学水準では,被害者側の主張する愁訴の訴えが真実である

か否かを見極めるための診断器具はなく、医師としては被害者の訴

えのみで治療をするため、【詐病】が多発していると考えられました。




しかも,被害者が医師に対し自覚症状を訴え通院を継続し後遺障害

申請をし14級が認定されれぱ,自賠責の保険金額は無条件で支払わ

れてしまいます。



このような事情から、自賠責保険支払い基準における後遺障害14級

の保険金額75万円は、他の等級が見直され増額されているにもかか

わらず昭和53年以来引き上げられていません。




■ 14級神経症状(ムチ打ち症等)の認定率の激下



不思議なことに、この答申が行われた昭和58年を境として後遺障害

12及び14級に占めるムチ打ち症関連の「局部に神経症状を残すもの」

に対する認定率が減り始めています。



これは、答申で指摘されムチ打ち症による後遺障害関連の保険金支

出額の急増に対して、保険金支出額を減らす為の手段として意図的

にむち打ちによる12及び14級の後遺障害認定基準を引き上げたと考

えられます。



その後押しをしたのは、保険会社より寄進を受けていた賠償医学会

と呼ばれる団体の発表する論文や研究報告でした。



目的は、もちろんムチ打ち症の撲滅であり「賠償医学」という刊行

物を発行していました。



認定基準に動きの合った昭和59年から平成11年までの、12及び14級

後遺障害に占める神経症状(ムチ打ち症等)の割合を数値で示し、

その年の変動の引き金となった出来事を書いてみます。




1984 (S59) 58.8% 自賠責保険料率の見直し

1985 (S60) 57.5% ↓ 賠償医学会機関紙「賠償医学」により
            ムチ打ち症撲滅運動が展開される
1986 (S61) 51.6% ↓ 

1987 (S62) 44.9% ↓

1988 (S63) 34.8% ↓

1989 (H01) 27.0% ↓

1990 (H02) 24.6% ↓ 東京三弁護士会交通事故処理委員会むち打ち
            症特別研究会により「ムチ打ち症に関する医
1991 (H03) 25.1% ↑ 学・工学鑑定の諸問題」の論文発表

1992 (H04) 25.2% ↑

1993 (H05) 26.8% ↑

1994 (H06) 27.5% ↑

1995 (H07) 28.6% ↑

1996 (H08) 29.7% ↑

1997 (H09) 31.7% ↑柳原三佳の自賠責による後遺障害認定の批判
           記事を「週刊朝日」がキャンペーン化
1998 (H10) 34.7% ↑
           ※この問題を運輸省が自賠責に言及
1999 (H11) 41.2% ↑



※平成9年9月26日に運輸省は自賠責の査定に改善を指示する通達
 をだしている




このような経緯から、ムチ打ち症に関する後遺障害認定基準は揺れ

動いていますが、最近ではまた認定確率は下がってきています。



歴史は繰り返すではありませんが、自賠責保険の後遺障害認定機関

自賠責調査事務所は目立った認定渋りをするとまずいので、巧妙な

手口を使って認定率を下げています。




余談ですが、認定しぶりをしていたころの自動車保険料率算定会

(通称「自算会」)の調査事務所では、「こんな程度のけがでこ

んなにカネを支払われてたまるか」という言葉が、自算会の管理

職の口から平気で出ていたそうです。
 



赤鬼もムチ打ち症の後遺障害認定の不透明さと戦う為にマニュアル

を作成し、多くの被害者さんにご利用いただき感謝されていますが、

認定を単に物理的な目で見るのではなく、今日お話したような政治

的、歴史的背景を深部まで探ることから見えてくる裏側に対処する

事が重要性であると考えています。



マニュアルの後遺障害認定実務の章では、医証や画像はもちろんで

すが、この特殊な自賠責調査事務所の認定実務を、入手できる資料

や現在に至る歴史的事実を照らし合わせながら、いかに認定確率を

高くするかに最大の努力をしました。




しかし、赤鬼はあなたが一生「究極の交通事故損害賠償請求完全マニュアル」

http://www.jiko-zero.info/jiko-zero.html のお世話にならない事をお祈りして

います。




次回は、ムチ打ち症の後遺障害認定基準についてお話したい

と思います。


事故解決はマニュアル選びが重要! 「交通事故マニュアル比較ナビ」


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赤川 静雄(赤鬼)

Author:赤川 静雄(赤鬼)
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