交通事故被害者が知らないと損する、交通事故損害賠償「裏常識」 物損事故からムチ打ち被害者後遺症まで、知ってて得する知識です。あまり知られてない損害賠償の裏側と損しない損害賠償請求を解説します。

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2007年08月17日

■交通事故における治療と損害賠償

交通事故後遺障害・慰謝料・後遺障害認定・被害者請求・異議申立
など、交通事故損害賠償請求でお困りの方はこちら



損害賠償セミナー「交通事故における治療の概念」


■一般の治療と交通事故の治療で大きく異なる点は、多くの場合
加害者が存在することです。

 
自損事故も含め必ず問題になるのは、治療費を支払うのは
自分自身なのか、加害者なのか、保険会社なのかという
金銭的なことです。

ンタルな面では、自分の不注意から怪我をした場合は、
ある程度
諦めのようなものがありますが、他人に傷つけられた
場合の痛みは、怒りにより増幅され何倍にも大きなもの
になります。

さらに、保障と言う問題がおき、保険会社が関係してくると、
どんなにおおらかな人でも多少の苛立ちを感じるものです。

これには個人差もあるでしょうが、多かれ少なかれ何らかの
不満が生じるのは確かです。

交通事故における治療の特殊性は、患者と医師に加害者と
保険会社が加わることで複雑化しているのです。

中には、慰謝料目当てに必要のない通院を続ける患者や、
被害妄想から神経質になりドクターショッピング(転院を
繰り返すこと)をする患者など様々で、交通事故診療は
医療現場でも難しい課題の一つになっています。


■話を損害賠償面から見た交通事故治療に戻しますが、
ここで一度交通事故損害賠償にはどのようなものがあるか
確認しておきます。

交通事故損害賠償は大きく分けて、物的損害と人的損害に
分かれ、さらに人的損害は、積極損害・消極損害・慰謝料の
3に分かれています。

このセミナーでは、人的損害を中心に進めていますので、
この3つについて解説していきます。


★人的損害は、財産的損害である積極損害と消極損害、
精神的損害である入通院及び後遺障害慰謝料に分かれます。

言葉は難しいですが、交通事故賠償を自分でおやりになる
場合には、覚えておいて損はないと思います。

文章よりも例を挙げたほうが分かりやすいので書き出して
みます。


◆積極損害: 治療費・通院交通費・入院雑費・付き添い看護費
       器具の購入費など実際に支払いをするお金です。


◆消極損害: 休業損害・賞与減額補償・逸失利益(前回セミナー
       既出)交通事故に遭わなければ将来得られたで
       あろう利益です。


◆慰謝料 : 入通院慰謝料と後遺障害慰謝料があります。


これらのうち、治療に関わってくるのが、積極損害と慰謝料に
なります。

 

■まず、積極損害から見ていきます。

交通事故被害者になると、どうせ治療費は加害者か保険会社が
払ってくれるから、最高の治療を受けようとします。

ここで皆さんは、診療の形態に「自由診療」と「健康保険診療」
という2つのものがあることをご存知でしょうか?


簡単に説明しますと、健康保険診療は国の健康保険法の下で、
各診療に対する点数というものがき決められていて、健康保険を
使用して治療を受けた場合は、点数に応じた金額の3割(普通は)
を負担します。

しかし、自由診療は読んで字の如く、医療機関により自由に
診療費を決められるものです。

いくら自由と言っても限度があり、普通は健康保険診療の
2~2.5倍ぐらいが一般的なようです。

 
■大部分の交通事故の場合、健康保険証を持って病院へ治療に
行く方はいません。

なぜなら、交通事故の治療費は、自爆事故でも保険会社から
出ることを皆さん知っているからです。

まれに、任意保険に加入していない方もいらっしゃいますが、
そのような方は、初診時より健康保険のご使用をお勧めします。

又、交通事故の被害者の方でも、自分にも過失があり治療費が

高額になると予想される場合は場合は、当初より健康保険の
利用を強くお勧めします。

理由については、この後でお話します。

 
■さて、交通事故による患者が医療機関に行くと、まず支払を
する保険会社の確認をします。

事故に遭われた経験のある方はご存知だと思います。

その後、一般的には自由診療で治療を受けますが、患者さんは
1円も支払うことはありません。

医療機関は1ヶ月ごとに診療報酬明細書(レセプト)と呼ばれる
ものを作成し、1か月分の医療費を保険会社に請求します。

長くても2~3ヶ月ぐらいで完治する場合は、自由診療でもあまり

問題になりませんが、3ヶ月を超えて長期の治療が必要になった
場合は、事情が少々異なってきます。

セミナーNo.1で自賠責保険と任意保険の話をしましたが、
又それが関係してきます。


■自賠責保険の傷害部分の支払限度額が120万円のため、
任意保険会社は治療費が120万円を超えそうになると、
払い渋りをはじめます。

実際には、慰謝料や雑費の支払を考え、治療費が120万円に
達する少し前の段階から、払い渋る準備に入ります。

しかし、この120万円の限度額に到達する期間を延ばす法方が
あります。

それが、健康保険診療です。

 
■健康保険の場合は、医療機関も過剰診療をできませんので、
治療にかかる最低限の費用を健康保険組合に請求することに
なります。

 
極端な例ですと、自由診療で120万円の診療費が、健康保険では
120÷2.5=48万円になります。(自由診療で健保の2.5倍の場合)
すると、普通なら120万円の限度額に達して、任意保険会社に
下手すれば治療を打ち切られてしまう「ムチ打ち症」等でも、
この先まだ120-48=72万円分の治療費が残っていることで、
治療が継続できる可能性が出てきます。


■過失がある被害者の場合は、受け取る損害賠償額にも
影響しますので特に注意が必要です!


 詳しく説明します。
  

総治療費が自由診療で120万円かかった場合。


あなたの過失が4割だとすると自由診療なら120×0.4=48万円、

健康保険なら60×0.4×0.3=7.2万円があなたの負担額に
なります。

要するに、自由診療なら48万円、健康保険使用では7.2万円が
自腹ということです。


ここで損害賠償全体を考えて見ます。

★分かりやすいように以下のように仮定します


 総治療費(自由診療)・・・・・・・・・120万円

 総損害額(休業損害・慰謝料等)・・・・200万円

 合  計・・・・・・・・・・・・・・・320万円




自由診療の場合

あなたの過失を4割とすると受け取れる金額は

総損害額200×0.6=120万円?  

間違えです! え? 何で?

医療費の4割も負担しなくてはならないからです。
(あなたに過失があるので保険会社は医療費も6割のみ
負担します)

治療費のうち120×0.4=48万円はあなたが負担しなくてはなりません。

あなたの受け取る金額は
治療費120万円と総損害200万円を加えた総額320万円に
対して4割を負担するので320×0.6=192万円ですが、
治療費は病院に払いますので192-120=72万円です。

(200×0.6)―(120×0.4)=72万円
(この様にも計算できます)

一方、健康保険を利用すると、まず治療費は自由診療の
1/2程度で60万円、なおかつ健康保険組合とあなたが7:3で
負担をしますので次のようになります。





過失分も健康保険組合で払ってくれますのから、

健康保険組合負担額 (60×0.7)×0.4=16.8万円 

あなたの負 担 額 (60×0.3)×0.4=7.2万円

受け取れる金額は  (損害200万×0.6)―万円=112.8万円 


自由診療では    72万円

健康保険使用では  112.8万円


つまり、自由診療の治療費120万円が保険診療により60万円に
なり、さらにあなたの過失分の60万×0.4=24万円を
健康保険組合とあなたと7:3の割合で分担するのです。

これらは、過失割合や金額が大きくなるともっと差が出ますので、
あなたの状況により賢い選択をしてください。


病院やあなたの健康保険組合で「交通事故に健康保険は使用
できません」と言われても、全部 嘘! ですから
ご安心ください。

健康保険使用を断る医療機関は「交通事故で自由診療なら
2倍の治療費でもうかるのに、健康保険など使わせるものか!」
と言う悪意が見え隠れします。

又、仕事中の交通事故であれば、労災保険が適用されるので
あなたの医療費負担はありません。

交通事故の場合は健康保険や労災は使えないと言う担当者は、
本当に知らないか、手続きが面倒なのでとぼけているか,
そのどちらかです。


■このように、交通における事故の治療は色々な要因が重なる
ことで非常に複雑な形態になっています。

さらに、ニュースなどで交通事故による保険金詐欺事件が
報道されると、全てのむち打ち症被害者が、まるで仮病の如く
色眼鏡で見られる傾向は、今も昔も変わりません。

それらもまた、交通事故医療を難しくしています。

交通事故後遺障害認定でお困りの方はこちらに詳しく書いてます


【まとめ】

交通事故における医療は、様々な要因が重なることで非常に
複雑な形態になっていると申し上げましたが、その中にはある
特殊な例もあります。

診療機関による過剰診療、しかも自由診療で交通事故受傷者を
食い物にする悪徳行為も無視できません。

運悪く、そのような診療機関にお世話になってしまうと、
不要な治療や不必要な入通院をしたため、後遺障害認定に
まで影響します。
  
この先請求するであろう損害賠償と交通事故による治療は、
あまり関係ないように見えますが、実は非常に深く関わって
いることを、覚えておかれると良いでしょう。


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赤川 静雄(赤鬼)

Author:赤川 静雄(赤鬼)
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