交通事故被害者が知らないと損する、交通事故損害賠償「裏常識」 物損事故からムチ打ち被害者後遺症まで、知ってて得する知識です。あまり知られてない損害賠償の裏側と損しない損害賠償請求を解説します。

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2007年09月07日

■盲導犬サーブと自賠責保険
交通事故後遺障害・慰謝料・後遺障害認定・被害者請求・異議申立
など、交通事故損害賠償請求でお困りの方はこちら




    「盲導犬サーブと自賠責保険」

   
視覚障害を持つ主人を、身をもって守った盲導犬「サーブ」

の行動は、昭和五十八年四月十三日(水曜日)、

日本国民に感動を与え国会をも動かしました。


衆議院会議第098回国会 交通安全対策特別委員会に

おいて、盲導犬「サーブ」が取り上げられ、日本における

盲導犬の地位と役割を明確に議論すると言う画期的な

ものでした。


自賠責保険においては、人的損害又は、私がこのブログで

ご紹介している【知って得する豆知識】に出てくる、

義肢とかあるいはめがね、松葉づえその他身体の機能を

補完するための用具、そういったものを修繕、再調達を

必要とするに至ったような場合、その費用は自賠責保険の

対象になるとせつめいしています。


しかし、盲導犬が果たして機能を補完するための用具に

あたるのかと言う問題は、かつて議論されたことが

ありませんでした。

しかし、盲導犬サーブは国会を動かし、視覚障害を持つ

方々の苦労と、盲導犬の必要性をも含め、自賠責保険支払基準を

見直すきっかけを提供しました。

衆議院会議第098回国会 交通安全対策特別委員会 
昭和五十八年四月十三日(水曜日)

の抜粋をご覧下さい。

------------------------------------------------------------
録情報第098回国会 交通安全対策特別委員会 

第5号抜粋
-------------------------------------------------------------

○草川委員 ぜひそういう方向でお願いしたいと思うのでございます

けれども、特に視覚障害者の方々の自立更生の問題は、私は移動の

自由を確保することだと思うのです。盲人の歩行については、特に

単独歩行というのは白いつえ、白杖ですけれども、これによる

フーバー・テクニックによるか、盲導犬の使用によって単独歩行する

以外にはないわけであります。ところが、この盲導犬については、

私どもも、かねがね育成についての国の助成をお願いをしておるわけで

ございますけれども、実は全国で四百頭弱の現状でございます。

障害者の方々の中でも視覚障害者は約三十三万六千ということ

をいまも申し上げたわけでございます。

盲導犬の希望をされてみえる方々は二千人を超すと言っておるわけで

ございますが、残念ながらその要求に対して満足なところまでいって

おりません。

しかも非常に時間がかかるわけでございますし、ボランティア活動に

依拠するのが現実だと思うのです。

 幸いにして、きょう私が中心に取り上げます中部の場合は、

中部盲導犬協会という大変熱心な団体がございますし、

きょうここにたまたま水平先生がお見えになりますが、

愛知県会で最年少の議長のときに、県としても大変協力を願って、

りっぱな施設もできたわけでございますし、ここには丹羽先生も

お見えになるわけでありまして、皆わが郷土の話になって

恐縮でございますが、ぜひこれは聞いていただきたいわけで

ございます。

きょうはその具体的な実例を申し上げたいと思うのです。

実は昭和五十七年、去年の一月二十五日、岐阜県郡上郡美並村の

国道百五十六号において、盲導犬を連れて通行中のマッサージ師で

ある亀山道夫さん、三十七歳でございますが、この方が前方から

来た前方不注意の対向車にはね飛ばされまして、大変な事故に

なったわけであります。


当日はちょうど雪が降っておる状況でございまして、盲導犬はサーブと

いうのですが、当時四歳でございましたがいまは六歳で、主人の

亀山さんをかばって対向車の間に入ったというか遮ろうとして直角に

なった、盲導犬の訓練でいえば非常に正確な、主人を守る立場に立って

犠牲になったわけであります。

車は、警察庁の調べによりますと、フロントガラスが割れておる

わけですから相当大きな事故ですが、盲導犬の犠牲によって、

亀山さんは二週間程度の額を打撲したということで済んだわけで

ございますが、肝心の盲導犬のサーブは、主人をかばったために

左の前足が神経を切られまして、うっ血で倍ぐらいの太さになった

わけですから、盲導犬としての役に立たないというか犠牲になった

わけで、本来ならばここで安楽死をさせる運命にあったわけで

ございます。

この報道を聞いた全国の子供さんたちから、ここに私一部だけ持って

きましたが、特に主人を助けた盲導犬を何とか助けてほしいと

いうような切々たる手紙がたくさん来て、中には、アルバイトを

やっているお母さんが子供と一緒に千円だけれどもカンパをする、

これで何とかサーブという盲導犬の命を救ってもらいたいというので、

中部盲導犬協会の方も、名古屋にございます愛知医科大学の

先生だとかあるいは救急救命で大変実績を上げております

掖済会病院の先生が集まりましていろいろと相談をなされて、

最後には獣医の方によって左前足を切断をするという大手術をした

わけでございまして、きょうはここに傍聴に来ておるわけで

ございますが、非常に重要な問題提起がこの事故の中にはあるわけで

あります。

 まず、警察庁にこのような事故があったかどうかをお伺いをしたいと

思います。あるかないかだけ簡明にお願いします。


○久本政府委員 先生の御指摘になった五十七年一月の岐阜県のかかる

事故は、現実に発生をいたしております。


○草川委員 そこで私は、事故の調書等も現地へ行っていろいろ

見てきたわけでございますが、運転者の一方的な前方不注意による

過失事故であることは運転者自身もお認めになっておられる

わけでございます。

実は問題はそれだけではないわけで、特に国道百五十六号線というのは

直轄管理の国道でございまして、建設省の管理になっておるわけで

ございますが、歩道が設置されていないわけであります。

 しかも現地を見ますと、南方二十メートルを頂点としますとちょうど

半径が二百十というカーブになっておりまして、上り坂でございます。

車側から見ると左へ重心がぶれるわけです。その反対側を盲導犬を

連れてマッサージ師の亀山さんが歩いてみえたわけであります

けれども、ちょうど当日雪が降っているわけですから、運転者は

ワイパーに気をとられて衝突というのですか、事故を起こしたと

いうことになります。

その国道には一本の白線が引かれてあるわけですが、調書を見ますと、

道路の端から六十センチしかないわけです。

しかもこれは国道であります。

そして大型車から一般車から一日一万台の通行量がある。そこを歩いて

くるわけですから、事故が起きるのが当然と言えば当然過ぎるような

状況なんです。

何にもガードレールがないわけですから、国道管理というのが、

そういう意味では私は非常に問題があると思うのです。

 いろいろな運転者の方に聞いてみると、カーブでどうしても車は左に

寄らざるを得ない。

いわゆる災害ポテンシャルの非常に高いところです。そういう

ところを、運転者にしてみれば障害者に歩いてもらっては困る

というわけです。

それが現状だと私は思うわけです。しかし、じゃ障害者の方は国道を

歩けないのか、国道を歩く権利がないのか、こういうことになるわけ

でして、まず建設大臣に、国道の歩道の整備の現状は、何%が歩道が

できていないのか、歩道のある国道は何%なのか、将来の整備計画は

どうなのか、お伺いしたいと思います。


○内海国務大臣 事務的なことでございますので、局長から答え

させます。


○沓掛政府委員 御説明いたします。


 いま先生おっしゃられた区間は、特に一般国道の指定区間で

ございますので、最初に指定区間のことを申し上げて、後ほど全般的な

話を簡単にさせていただきたいと思います。

 歩道、自転車歩行者道の整備につきましては、従来より、

交通安全施設の中でも特に重点的に整備を図ってきているところで

ございますが、自動車交通量が十二時間で五百台以上でかつ歩行者が

一日百人以上であるような区間につきましては、歩道、

自転車歩行者道を早急に整備することといたしております。

 この延長は全国では十万キロあるわけでございますが、一般国道の

指定区間内では一万五千二百キロございます。これは全指定区間延長の

七八%になっております。昭和五十七年度末現在、歩道または

自転車歩行者道の設置された道路の延長は全国で七万三千キロで

ございますが、直轄指定区間では一万一千九百キロでございます。

早急に歩道整備の必要な延長に対して指定区間では七八%が整備済み

となっております。

従来とも、歩道の整備につきましては、交通の状況、沿道の状況等を

考慮しつつ整備を進めてきたところでありますが、なおかなりの

歩道未設置区間が残されており、今後はこれら区間の整備を重点にして

歩道の連続性を図ることといたしております。

 また、すでに整備された歩道につきましても、二メートル未満の

狭い歩道が多うございます。指定区間内では五〇%、五〇%。それから

一般道路については二メートル未満の方が半分以上になっており

ますので、こういうふうに狭い区間の歩道については広げるように、

また、これからの歩道については二メートル以上の幅員の確保を

図っていくようにしたいと思っております。

 特にいま御指摘のありました身障者、老人等の方々の対策と

いたしましては、従来からも視覚障害者誘導ブロックの設置、

歩道の切り下げ、路上施設の整理等歩きやすい道路環境づくりに

努力してきたところでありますが、今後とも、なお一層これらの

方々が利用しやすい道路とするための諸施策を講じてまいりたいと

考えております。


○草川委員 これは役所の幹部の方でなくて大臣にお伺いしますが、

国道の歩道の完全設置は一体いつごろまでに実施をするという目標を

大臣として定めてみえるのか。大臣の決意にもなると思いますし、

所信表明の大きな柱だと思うので、ひとつお伺いしたいと思います。


○内海国務大臣 ことしから始まります第九次道路整備五カ年計画の中で、

指定区間を全部やる予定にいたしております。


○草川委員 この現地も、建設省の工事事務所に尋ねますと、買収に

入っているのですけれども、なかなかうまく地主さんとの話し合いが

ついていない、こういうことなんですね。

だからよほど熱意を持ってしないと、たとえば現地でそういう事故が

あったら、少なくとも国には責任があるわけです、瑕疵という言葉が

ありますけれども、道路管理の責任があるわけですから、そういう

事故者のうちくらいは所長がお見舞いに行くという態度があって

しかるべきだと私は思うのですよ。私はぜひお願いをしたい。

 いまから申し上げることは、実は私、三年前の交通特で問題提起を

したのですが、ガードレールというのがあるわけです。

 私は、あのガードレールというのは人間を保護するためのガードレール

だと思ったら、そうじゃないのですね。

車が道路から溝へ落ちないためにガードレールがあるのだそうですね。

そのための建設省の防護さくの設置基準というのがあるわけです。

この中の一の二、「防護柵の定義」防護さくとは、走行中に進行方向を

誤った車両が路外、道路の外に落ちる、逸脱するのを防ぐためだ。

車が落ちないようにするのだ。だから人が全然出てない。

人の問題はどこにあるかというと、歩行者がみだりに道路を横断しない

ためにフェンスを張る、こういうわけですよ。こんなのは全然人間尊重で

もないのです。

これは三年前に私提起しておるのです。一体いつになったら建設省の

考え方を変えるのですか。

人を守るというガードレールは考えないのですか。



○沓掛政府委員 ガードレールの設置の目的は、究極的には道路交通、

すなわち車、人、自転車等の交通でございますが、これの安全と円滑化を

図るためのものでありますが、直接的には、いま先生おっしゃいましたように、

この防護さく設置要綱の目的に書いてあるようなことであろうと思います。


 ただ、いまほど先生おっしゃいましたように、先生からもいろいろ

御指摘等ございましたし、この要綱そのものが昭和四十七年に設けた

ものでございますので、その後における経済社会情勢の変化に的確に

対応するよう、現在ガードレールの分科会を設けまして、ここで鋭意検討を

進めておるところでございますので、この成案ができ次第この設置要綱を

改正したいというふうに考えております。


○草川委員 鋭意という言葉は鋭いという言葉です。私どもが三年前に

提起しているのですから、これはもう本気で、やはり建設省は人を守る、

こういう立場からぜひ考えていただきたい、強く要望しておきたいと

思います。

 そこで、きょうの本来の趣旨でもございますが、盲導犬の事故と

いうことについて、国は盲導犬というものを全く物と見るのか、

盲人の方々の手足の一つと見るのかということを、これは事例研究

でもあるわけでございますが、特に自賠責保険の適用をめぐって考えて

みたいと思うわけであります。

 特に、五十三年に道交法の改正がございましたが、これも盲導犬協会の

方々の熱心な努力等もございまして、公安委員会、警察庁の方から大変な

御理解を得てこういう一つの節ができたわけでございますが、問題は、

今回のように盲導犬が傷害を受けた場合に自動車損害賠償保険の支払い

基準に適合するかどうか。これは、本当に盲導犬の事故に遭った立場

からの訴え、あるいは盲導犬を自分の子供のように手足としてやって

みえる視覚障害者の方々の声を代弁をするという形で私申し上げたい

わけでございますけれども、やはり事故があるならば、身体機能の

補完用具ということよりも、それにまさる問題ではないだろうか。

だから、この場合、自賠責の適用になるのかどうか、この点について

お伺いをしたい。



○角田(達)政府委員 先生御案内のように、自賠責保険は、

自動車の運行によって人身事故が生じた場合の損害の賠償を担保する

という制度でございまして、人の生命または身体が損傷を受けた場合の

損害賠償を保障する仕組みでございます。しかし、義肢とかあるいは

めがね、松葉づえその他身体の機能を補完するための用具、これを必要と

するような方あるいはそういったものを修繕、再調達を必要とするに

至ったような場合、こういうような場合には、その費用についても

自賠責保険の対象としております。


 お話しの盲導犬につきましては、現在までそういう保険の請求の

事例はなかったわけでございますけれども、そういうような扱いと

同等な扱いをすることは、私ども、この支払い基準の解釈として

可能であると考えておる次第でございます。


○草川委員 盲導犬の傷害についても一応保険の対象になるという

いまの局長の、これは新しいというよりも初めての見解が出たわけで

ございますので、私どもも、それを積極的に評価をしたいと思うので

ございますけれども、これは詰めていきますと、本人がけがをした

という前提でいまのお話があるわけですが、けがをしなくて盲導犬だけが

犠牲になった場合はどうかとか、いろいろなケースがあると思うのです。

たとえば、その傷害を治すための治療費や回復のための訓練費、

リハビリ代等を含めてみた場合、それも保険で診てもらえるのか、

対象になるのか、どうでしょう。


○角田(達)政府委員 盲導犬が事故によって傷害をこうむった場合、

ただいま先生おっしゃいましたように、人の傷害に伴う場合でござい

ますけれども、その盲導犬が治療によって再び盲導犬としての役割りを

果たせる、こういうことでありますれば、被害者が傷害に伴って身体の

機能を補完するためのものというような考え方に立ちまして、その治療費

というのは当然自賠責保険の対象になる、こういうふうに考えております。


○草川委員 では次に、盲導犬というのは非常にむずかしいのですけれども、

視覚障害者の方々に貸与という形で、ボランティア活動の中から協会が

貸与するわけです。それで、もし盲導犬が再起不能のような事故に

遭った場合に、その盲導犬は、たとえば最近ペットでも損害賠償の

対象になっておるわけですが、手足の一部として使われている、

しかし、所有者は盲導犬協会だという場合に、その盲導犬に対する

育成費用というのは実は二百万を超すわけでありまして、二百五、

六十万になるでしょう。それは街頭カンパだとか、一部国なり県なりの

助成の対象にはなっておるわけでありますけれども、それでは足りない。

盲人の方々にお渡しするのに大体十カ月かかるわけであります。

しかも盲人の方々が訓練センターで一カ月以上の共同の宿泊訓練を

経て初めて盲人の方に渡るということになりますが、そのコストという

ものは単純なものではないと思うのです。


 それはたとえば現在の自賠責ではなくて任意保険、上積み保険、

こういうものの対象になるのかどうか。所有者が盲導犬協会の場合に

なりますけれども、協会とその関係はどういうことになるのか、

お伺いをしたいと思います。


○田中説明員 突然の具体的な問題でございますので、やや不正確かも

しれませんが、任意保険といたした場合の問題になりますのは

対物保険でございます。自賠責でいきますと、いわば傷害に伴う

損害でございますから、その盲人の方に果たしてそういう意味での

損害賠償責任が出るかどうかということでございます。

先生御指摘の場合、対物の賠償責任は、いわば加害者である運転者が、

その協会なり何なりに対して当該盲導犬の死亡あるいは傷害に伴う

関連費用を含めたところの損害に対する損害賠償を負うということに

なろうかと思います。

それはいわば対物の保険の対象になるのではないかというふうに

思っております。


○草川委員 いま大蔵省の方から、対物ならばその対象になるという

お話がございました。

これはまた具体的に要求をされるならそういう場面も出ると思うので、

実はきょうの質疑を通じて、自賠責の請求なりあるいは上積みの

任意保険の請求の対象にぜひしていただきたいと思うのでございますが、

その根本の考え方についていま一度お伺いをしたいわけです。


 本人、いわゆる障害者の方々の事故を前提にいままでの話を進めて

きたわけです。

しかし、いまからの質問は、たまたまサーブが今回のように主人を守って、

その盲導犬を使ってみえる方の命を救って、たまたまその障害者の

方には事故がなかった、盲導犬だけが事故に遭った場合はどのような

取り扱いになるのか、お伺いします。



○角田(達)政府委員 自賠責制度に関する範囲内において私の

お答えをしたいと思います。

 先ほどから申し上げておりますように、自動車の運行によって

人の生命または身体が害された場合の損害賠償を保障する

仕組みでございます。

ただ、盲導犬は機能的には視覚障害者の方の体の一部であるという

ふうに考えられるわけでございますが、盲導犬だけの事故に

つきましてこの自賠責制度の対象とすることについては無理が

あるのではなかろうかと思っております。しかし、これから盲導犬の

使用が一般的に普及いたしまして、そういうような状態が出て

まいりますれば、その事故についての対応措置というのは私どもとしても

放置し得ない問題となってくるというふうに考えております。

したがいまして、自賠責の問題のみならず任意保険の制度等の全体の中で

どういうふうに位置づけていくか、将来の検討課題として真剣に

検討させていただきたい、かように考えております。


○草川委員 自動車局長の大変積極的な御答弁で感謝を申し上げたい

と思うのです。

その答弁がないと、この前の予算委員会ではありませんけれども、

自賠責特会からなぜ一般会計に金を繰り入れるかという、先ほども

議論があったわけでございますが、その問題はやめまして、示唆を

されたわけでございますので、将来盲導犬はふえると思いますし、

またどんどん育成をしなければいけない、こういう立場であるだけに、

私は積極的に評価をしていきたいと思います。

 そこで、いまお話がございましたように、人に傷害がなく盲導犬のみが

傷害を受けたような場合にも保険金の支払いができるように法の解釈を

少し弾力的というのですか、解釈にゆとりがあってもいいのではないか

、あるいはまた、自賠責そのものに物損というものを入れるという

考え方がヨーロッパ等にはあるわけでありますけれども、このような

場合は自賠責の対象とするように、これは主として立法政策の問題に

なりますし議会の問題になるかもわかりませんけれども、私はそのような

方向をぜひ進めていただきたい。

いまのお答えを延長させる意味でお願いを申し上げたいわけであります。


 それと同時に、実は盲導犬というものの認知がいま申し上げました

ように道交法の改正で出たわけでございますけれども、たとえばいまの

自賠責の損害の査定要綱、こういうようなものが関係機関に行っておる

わけでございますが、このようなものだとか支払い基準にも盲導犬の項と

いうのがいまないわけでありますから、盲導犬の項というものを明文化する、

文章化するというようなことで盲導犬というものの位置づけを認知すべき

ではないか、こう思うわけでございますが、その点についてどのように

お考えになられますか、お伺いします。


○角田(達)政府委員 確かに、先生がおっしゃいましたように、

盲導犬につきましての自賠責の請求というものがいままで事例として

なかったわけでございます。しかし、先ほど来私が答弁して

おりますように、盲導犬も傷害なりあるいは死亡などした場合に

、現在の支払い基準において当然それ相当の損害賠償の保障をし得る、

そういう解釈を私どもしておるわけでございますが、この盲導犬と

いうものを、特別に、めがねとかそれからつえとか、そういうような

従来の視覚障害者の方の身体の一部を補完しているものと違った取り扱い

をするか、その他で現在はくくっておりますけれども、それをはっきり

明文化させる必要があるのかどうか、その辺はもう少し検討させて

いただきたいと思います。それで、検討の結果、必要があれば明文化する

のにやぶさかではございません。

さようお答えしたいと思います。


○草川委員 五十三年に、盲導犬を連れた障害者の方々の歩行を

発見した場合には、一たん停車をするとか一時停車をするあるいは

徐行するというようなことも明文化されておるわけでありますから、

私は、いろいろな機会に、盲導犬というものの市民権というものを

もっと定着させなければいけないというスタンスというのですか、

考え方を持つので、いまのような質問をしたわけであります。

 実はもう一つ、これも警察庁なり、本来はこれは法務省に質問を

すべき内容でございますが、これは経過上聞いていただければいいと

思うのですが、実はここに私起訴状を持っておるわけです。

これは簡裁に出した起訴状でございますが、本事件の起訴状を見ますと

、盲導犬の先導で対面交通をした云々という事情が書いてございまして、

業務上過失傷害の起訴、こういうことになるわけです。私は、調書の中に、

この盲導犬の被害というもの、いわゆる腕を損傷した、あるいは手術に

よって切断をしたというそういう状況というものを加味して起訴を

するように、警察当局なり検察当局も考え方を前進をさせていただきたいと

思うわけです。
 それはなぜかというと、起訴状一本主義でありますから、起訴状の中には

ややこしい物損のことなんか書かないのが原則でありますからそれはそれで

いいのですけれども、たとえば調書の段階では、盲導犬の事故というものは

構成要件に入るのではないか。

盲導犬というものを物と見ておる間は、盲導犬が死のうと事故を

起こそうとそれは情状にもならぬわけです。

しかし、私はいまここで申し上げたように、全国の子供の文章を見ると、

これは涙なしには見られない、実にすばらしい感動的な呼びかけが

来るわけです。

本当に盲導犬というものをわが命というように見るわけですし、

また多くの市民の方々なり子供も、サーブというものが主人の命を

守ったじゃないか、これは非常に感動的な話じゃないか。


 私は必ずしもこれを美談にするつもりはございません

。美談にするつもりよりは、いま申し上げたように、道路をよくして

もらいたい、あるいはこれを人の一部と見るべきだ。

これはヨーロッパだったらそうなんですよ。

私はロンドンの郊外、約二時間かかって訓練センターへ行きました。

膨大な箱根の山のようなところに訓練センターが寄附をされて

あるわけです。カンパなんか取る必要がない。子供さんたちに

コーヒーだとかケーキをどんどん出して盲導犬のPRをする。

そしてごく自然に音楽会にも入るし、ホテルにも入場するし、

車にも乗る。だれも珍しがらないわけです。


 しかし、きょうここへ入るだけでも議院運営委員会にも大変な

御迷惑をかけて、国会という聖域に犬を入れるとは何事だという

考え方が残念ながらまだあるわけです。

私は、それは近代国家として非常に恥ずかしいことだと思うのです。

後で盲導犬サーブの姿を見ていただいたらわかるように、いまは

三本足だけれども、一生懸命主人のカバーをするという態度を見ますと、

私どもも頭が下がるわけでございます。

そういう趣旨で、盲導犬を見たら一時停止をするという行政指導を、

これは免許更新の場合もございますし、交通教育という学校での

基本的な教育もあるのですが、もっと大きいウエートを含めて

ぜひやるべきだ、こう思うのですが、その点警察庁の方はどのような

考え方を持っておみえになるでしょうか。


○久本政府委員 現在、警察官の街頭におきまする取り締まり、

指導並びに運転免許の取得、更新の際等におきましては、

先生御指摘のような形の着眼点並びに教育の事項があるわけで

ございますが、それを推し進めるにつきましては、ただいまの

先生の御指摘を十分に傾聴して対応いたしたいと思います。


○草川委員 ではもう時間が来たので最後の質問になりますけれども、

先ほど触れました中部盲導犬協会の石井さんという方が中心になって、

いろいろとハンディキャップゾーンという問題提起を愛知県の場合は

しておるわけでございます。

国際交通安全学会誌に発表されました盲人の方々を含める調査が

ございますけれども、その調査表を見ますと、白いつえをついて

歩いている場合に、車が停止をするけれどもなかなかとまって

くれないというような不満を表明する方々がずいぶんおみえになります。

ひどいのになりますと、クラクションを鳴らして通過する車が一五%も

あるというのです。

あるいはばかやろうとどなっていく車が九・三%もあるというわけ

であります。本当に協力をしていただけるのが四二%だという

数字がございます。

 埼玉県なんかでも、シルバーゾーンというような特別なゾーンを

つくって、それを基盤にいわゆる障害者の方々なりお年寄りへの対応、

PRをだんだん深めていき、その行政区分を広めていくというようなことを

言っておみえになりますし、神奈川県の場合でも、ともしびゾーン

という地区を設定しておみえになります。

あるいは和歌山県の場合はやすらぎゾーン、名古屋の場合は

ハンディキャップゾーンというようなゾーンをつくられておる

わけでございます。

 そこだけ注意をすればいいというふうにとられるとこれは間違いが

ございますが、それを一つのバネとして、障害者の方々が安心して

生活できる道路というものあるいは地区というものを全国的に広めるのが、

大臣はそれぞれ所信を述べられたわけでございますが、それの具体的な

方法ではないだろうか、そこに近代国家、民主国家というものが

あるのではないだろうか、こう思うわけでございますので、ひとつ最後に、

三大臣それぞれハンディキャップゾーン等を含める将来の交通安全対策に

ついての考え方をお聞かせ願いまして、私の質問を終わりたい、

こう思います。



○山本国務大臣 従来からも、生活ゾーン規制ということでいろんな

交通規制を組み合わせたゾーンをつくって、そこでは特に障害者の方々の

交通安全を図る、こういうことを実施をしてきておるところでござい

ますが、今後ともやはり運転者の方にそうした認識を深く持ってもらう、

そういう意味で、教育の場で一層そういう考え方を運転者の頭の中で

定着をさしていくという方途を今後とも努力をしていきたい、

こう考えております。


○内海国務大臣 御指摘のように、今後の道路整備に当たりましては、

身障者の方々ができる限り安全に歩行できるような道路整備を

重点的にやってまいりたい、こう考えております。


○丹羽国務大臣 草川先生のお尋ねと申しますか、お考えを述べての

私はどう考えておるかというお尋ねでございますが、先ほどずっと

先生から、身体障害者、特に盲人の方、また盲人の方々を誘導して

おる盲導犬のことをいろいろとお話ししていただいて、私も先生と一緒に

選挙区で互いに語り合ったり、ときには競争したり、また教えられたり

しておる先生が、このように御熱心にこの問題に取り組んでおって

いただくことは、国家のために非常に結構なことだと感謝しております。


 そこで、いま事務当局ともいろいろと話し合って立ったので

ございますけれども、今後のことについてどう考えるかという話の中に、

特にハンディキャップゾーンというのですか、これをどう思うかという

お話でございますから、それについて私はお答えさせていただきたいと

思います。

 身体障害者に対する交通安全の確保はきわめて重要なことと

先生も考えていただき、私も思っております。お示しの

ハンディキャップゾーンについても、スクールゾーンの設定等において


その趣旨が考慮されておると聞いておりまするが、いずれにしても

交通規則、道路安全管理等の面から十分に検討さるべき問題であり、

これらは所管庁において第一次的に対応されるべき問題であるかと

私は考えます。

総理府としては、国民の皆様が身体障害者の方々に対し、先生の言

うような思いやりのある交通行動をとっていただくよう、私の方は

大いに啓発と申しますか、そういう活動に力を入れて各省庁との

提携を図ってやっていきたい、こういう考えでおります。


○草川委員 以上で終わります。どうもありがとうございました


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