交通事故被害者が知らないと損する、交通事故損害賠償「裏常識」 物損事故からムチ打ち被害者後遺症まで、知ってて得する知識です。あまり知られてない損害賠償の裏側と損しない損害賠償請求を解説します。

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2010年05月06日

■保険会社が示談交渉が出来る理由 

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 間違いだらけの示談知識 その1-1


★ 保険会社が示談交渉が出来る理由


示談に関してのお話です。


交通事故損害賠償請求の始発駅は事故発生ですが、終着駅は加害者との
損害賠償の解決です。


一言に解決といっても、そこにいたるまでには以下のようないくつかの違った
以下のような経過を経る事になります。


◆ 直接加害者と被害者が話し合う


◆ 加害者の代理人(任意保険会社を含む)と被害者で話し合う


◆ 日弁連交通事故相談センターや交通事故紛争処理センターで
  和解のあっ旋をしてもらう


◆ 調停によるもの


◆ 本人訴訟を含む裁判の判決によるもの


本日のお話は、交通事故損害賠償請求の終着駅のひとつ示談交渉について
ですが、これからしばらくは示談を中心にして慰謝料やその他の損害に
ついてお話していきます。


今回は、示談についての総合的な知識をお話していきますが、そもそも
示談の意味を正確にご存知でしょうか?


交通事故といえば、ほとんどの方が無意識に頭の中に浮べる言葉は示談ですが、
ほとんどの方が以下のようなイメージをもたれていと言われています。


▲ 示談書にすぐ印鑑を押してはいけない


▲ 良く調べてから示談しないと騙されて大変な事になる


▲ 後遺症が残ったら大変なので、すぐに示談をしてはいけない


示談は騙されるというイメージがあり、これらのイメージは年齢層が高くなる
につれ強くなるとされています。


次のような理由から、示談は騙されるというイメージを強くもたれています。


かつて日本の高度成長期いわゆる交通戦争といわれた時代にさかのぼりますが、
自動車保有者ならびに自動車運行台数が急激に増えているにもかかわらず、
強制保険は別として任意で自動車保険に加入するという意識が薄く、任意保険に
加入する人はごくわずかであったため、結果として加害者と被害者が直接話し
合いをし示談するケースが多く存在しました。


いつの時代でもそうですが、必ず弱い人間や知識がない人間を騙してお金を
巻き上げる詐欺師が存在しますので、当然交通事故被害者の保険金目当てに
した詐欺師も存在します。


示談交渉を加害者や被害者に代わって行い報酬を得る行為は弁護士法七十二条
(非弁行為といいます)に抵触しますが、そのようなことにはお構いなく
事故に関する知識のない当事者達に近づいて保険金を騙しとてしまう行為が
横行しました。


先ほどの示談に対する3つのイメージは、いずれもこのような輩によって
騙された被害者(場合によっては加害者・被害者双方)の話が、交通事故の
未経験者達に対して大げさに話した為、都市伝説のように広まった結果です。


(※ 弁護士法七十二条及び七十七条   弁護士でないものが報酬を得る
   目的で訴訟事件その他一般の法律事務に関して、相談、代理もしくは
   和解その他の法律事務を取り扱うことを業としたときは、二年以下の
   懲役もしくは三百万円以下の罰金に処す)


ここで余談ですが、弁護士以外の者が示談交渉をすると非弁行為で罰せられ
るにもかかわらず、何故自動車保険に示談代行特約があり、保険会社の人間が
示談交渉をすることが出来るか疑問に思われる方もおられると思いますので、
簡単にご説明します。


そもそもは、昭和49年に損害保険会社が示談代行特約付の自動車保険を販売
しようとしたときに問題が発生しました。


昭和45年を過ぎたころになると任意保険に加入するということが、自動者を
運行するものにとって生命保険に入ることと同じくらい重要であると認識され
るようになり、加入者数も次第に増加していきました。


加入者数が増えることは保険会社にとっては嬉しいことでしたが、そこに
ある問題が発生します。


それは、増え続ける交通事故の示談交渉に対し弁護士の人数が不足したため、
物損の軽微な事故でも示談が成立するまでかなりの日数を要し、被害者のみ
ならず加害者からも早く示談をするよう保険会社に多数の苦情が寄せられた
ため、やむなく示談交渉を保険会社で代行しようとしました。


しかし、そこには先ほどの弁護司法第七十二条の非弁の問題がありますが、
次回お話しします。


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赤川 静雄(赤鬼)

Author:赤川 静雄(赤鬼)
交通事故の損害賠償は、被害者に立証責任があるため、知識がなければ支払われない損害が沢山あります。保険会社の人は決して教えてくれない、知らないと損する損害賠償の知識を公開します。賢い被害者になって、大いに得しましょう!

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