交通事故被害者が知らないと損する、交通事故損害賠償「裏常識」 物損事故からムチ打ち被害者後遺症まで、知ってて得する知識です。あまり知られてない損害賠償の裏側と損しない損害賠償請求を解説します。

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2011年06月

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2011年06月08日

■過失による減額

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さて、本日のお話は過失による減額です。



赤信号で停車中に追突されるなど過失のない事故は問題ないのですが、

側面衝突や双方の車が何らかの動きをしている時に起きた事故の場合、

双方に過失が生じる場合がほとんどです。



その割合が過失割合になるのですが、被害者に過失が生じると損害賠償額

には過失による減額が発生することになります。



ただでさえ他人の不法行為により本来ないはずの被害を受けている被害者に

とっては面白くありません。



被害者も注意していれば防げた等といわれても、原因を作ったのは

加害者ですので何とも腑に落ちない気がします。



ですので、被害者としてはなんとか過失割合を低くして損害賠償額の

減額を少なくする必要があります。



しかし、過失割合を下げる具体例でのお話は、個々の事故によりすべての

要素が異なりますし、事故事例や判例もかなりの数がありますので難しく

なります。



そこで、本日は知っておくとためになる基本的なお話をしようと思います。



先ず、過失割合はどのようにして決めるかですが、加害者が任意保険に

加入をしていれば、ほとんどの場合加害者加入の任意保険会社の担当者が

被害者に過失割合を提示してきます。



加害者加入の任意保険会社の担当者は「あなたの過失は2割です」と過失を

断定した言い方で被害者に言ってきますが、ここでダマされないでください。



過失割合は保険会社が勝手にきめるものではなく、加害者と被害者双方が

納得する過失割合でなくてはなりません。



保険会社は支払い額を低くしたいので、たいていの場合被害者の過失を多く

してきます。



ですので、被害者は保険会社が提示してきた過失割合をうのみにするのでは

なく、自分なりに調べて過失割合を減らすかゼロにする努力が必要です。



過失割合の基準については、ほとんどの場合「別冊判例タイムズ16号」や

「赤い本」を参考にしています。



ですので、保険会社の過失割合がおかしいと感じたら、図書館や弁護士会館

などで被害者に有利な事故事例と過失割合の判決内容を調べ、加害者側の

保険会社に反論し納得いく過失割合にしないと損することになります。



【参考】


※ 判例タイムスの情報

別冊判例タイムズ16号
『民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準』<全訂4版>
東京地裁民事交通訴訟研究会 編
定価3,150円(税込)送料300円

http://www.hanta.co.jp/index.htm



赤い本 

ブログ記事「地方裁判所支払い基準 赤い本」を参照してください

http://safely.blog115.fc2.com/blog-entry-33.html




又、これは覚えておいていただきたいのですが、示談の際の過失割合は

双方が納得すればどのような割合でも構わないということになっています。



示談は法律上は和解契約になりますので、双方が納得して和解するので

あればどのような割合でもよいことになります。



ですので、物損と人損の過失割合が違っていても全く問題ありませんし、

双方が納得すれば物損が1割で人損はゼロにしても良いわけです。



被害者は怪我をして痛い思いをしていますので、それぐらい認めろと主張

することは正当と考えています。



次に、過失割合が決まってからのお話をします。



被害者は示談の際に損害額を請求しますが、その際過失相殺による減額を

されます。



過失相殺は総損害に対してですのでもちろん治療費も含みます。



過去のメルマガで交通事故の治療に保険を使用しないと損する場合で

お話していますのでその辺は大丈夫と思います。



この過失相殺が厄介な問題を秘めています。



それは、自賠責保険と任意保険では過失相殺の基準が異なっている

ことから発生する賠償額の差です。



任意保険の場合、過失相殺の際そのままの数値で減額をされますので、

例えば被害者に60%の過失があると60%減額されます。



しかし、自賠責保険では被害者の過失割合が傷害・死亡共70%を超えない

場合過失相殺による減額がありません。



理由としては、自賠責保険が当初政府によって作られた被害者保護が

目的の保険のためだからです。



【自賠責保険における過失減額基準】



被害者の過失割合  後遺障害・死亡での損害  傷害での損害



70%未満         減額なし       減額なし


70%以上80%未満     20%減額       20%減額


80%以上90%未満     30%減額       20%減額


90%以上100%未満     50%減額       20%減額



又、自賠責保険では被害者保護の観点から被害者に70%以上の過失があって

も減額はされますが、その割合は極めて低くなっています。



70%以上の被害者の過失というと、どのような事故かすぐには頭に浮ばない

と思いますが、実際は被害者に重過失がある次のような事故の場合です。



▼ 被害者が赤信号で横断した



▼ 道路の横断禁止場所を横断(標識等により明確な場合)



▼ 被害者が泥酔等で路上に寝ていた場合


 
▼ 信号無視で交差点に進入した被害車輌による衝突事故



▼ 被害者による追突事故で、追突された側に過失がある場合

  ※追突された側に過失がない場合、自損事故になり自賠責保険は
   支払われません。
 

▼ 被害者がセンターラインをオーバーして衝突した場合等




「被害者による追突事故で、追突された側に過失がある場合」とは、

複雑ですが、追突した方が怪我が酷い場合被害者として扱うということ

になります。



高速道路の駐停車禁止場所等で事故原因が追突された車にあったと

しても、前方不注意で追突した被害者の過失の方が多くなります。

  

ただ、追突された車に過失がない(合法的に駐車していた)場合は、

単なる自爆事故としての扱いになりますので、自賠責保険からの支払い

はありません。



ちょっと複雑ですが、過失の問題でお話をするとこのようになります。



自賠責保険で過失相殺をする場合と任意保険で過失相殺をする場合では、

先ほどのような違いが出てしまいます。



では、傷害事故で自賠責保険の人身傷害限度額120万円を超えたことで、

任意保険会社からの支払いが発生した場合、過失減額はどうなるの?



このような疑問をお持ちになったのではないでしょうか。



例えば、被害者の過失が40%のとき自賠責では過失相殺されないので、

傷害部分の限度額120万円を超えた部分に任意保険が過失減額をするのか、

それとも120万円を超える損害が発生したことで任意保険立て替えて

支払った120万円も含めた総損害額に40%の過失減額をされてしまうのか

という疑問です。



実際の損害賠償請求の現場でも、このことに関しては問題になります。



チョットややっこしいのですが、交通事故の傷害に対する総損害額が

200万円で被害者の過失が20%だったとして考えてみます。



被害者としては通常以下のような計算方法を主張することになります。



自賠責保険   120万円

任意保険会社   64万円 (80万円の80%・200-120×(1-0.2))

合   計   184万円      



自賠責保険は70%以下の過失に対しては減額しませんので、200万円と

120万円の差額80万円に対して任意保険会社から20%の過失減額をされる

ことが本来被害者の希望する計算方法です。



しかし、任意保険の計算法では、全体の損害に対して過失減額しますので、

以下のようになります。


200×(1-0.2)=160万円



すると、184万円と160万円で24万円の差が出てしまうことになり、

被害者としては損をしているようで納得ができません。



しかし、法律的に自賠責と任意保険の支払い部分を分けて過失減額をしなく

てはならないという決まりがありませんので、訴訟になった場合は裁判官の

裁量により判断が分かれることになります。



ただ、訴訟をするとそれなりの費用がかかりますので、被害者の過失が

あまり大きくないのであれば、総損害額で過失相殺することにこだわら

ない方が良いと考えます。



例えば、被害者に10%の過失減額がある場合、自賠責保険での実際の減額は

120×0.1=12万円ですので、12万円の為だけに訴訟をしたのでは、費用対

効果がありません。



ただ不公平だからという理由から、保険会社に自賠責の部分の過失減額を

しないようにとごねて示談をこじらせるのであれば、素直に総損害額に対し

て過失減額を認め、慰謝料部分で多少の増額を打診するなどの解決の方が、

赤鬼は賢い被害者だと思います。


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はじめまして!

赤川 静雄(赤鬼)

Author:赤川 静雄(赤鬼)
交通事故の損害賠償は、被害者に立証責任があるため、知識がなければ支払われない損害が沢山あります。保険会社の人は決して教えてくれない、知らないと損する損害賠償の知識を公開します。賢い被害者になって、大いに得しましょう!

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