盲導犬訓練施設に行きました
2007年12月07日
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11月25日(日)に財団法人日本盲導犬協会神奈川訓練センター
に娘2人といってきました。
盲導犬の犬種はラブラドールレトリバーが一番多いそうですが、
他にもゴールデンとかけあわせたF1という種類がいるそうです。
赤鬼もアイマスクをつけて実際に盲導犬による体験歩行をし
てきましたが、想像していたよりも早く歩ける事に驚きました。
この写真は赤鬼が実際に体験歩行をしているところですが、
左にいる方は盲導犬の訓練士さんで、盲導犬に支持する
言葉などを教えてくれました。
この場面は道路上の段差を通過するところですが、段差の
所に来ると盲導犬はちゃんと止まって教えてくれます。
足探り?で段差を見つけて上ると盲導犬はまた歩き出しま
すが、次の降りる段差で又止まって段差を教えてくれます。
犬との信頼関係があれば、白い杖を使い探りながら歩くよ
り遥かに早くしかも楽に歩くことがでることを実感しました。
訓練施設にいる犬が全て盲導犬になるわけではなく、訓練
をしていく途中で盲導犬には不向きの犬もいるそうですが、
そのような犬はキャンペーン犬として活躍するそうです。
この犬もキャンペーン犬として、訓練施設を見学に訪れる
人たちのお相手をしてくれ、盲導犬のおとなしく可愛らしい
性格を実際に触ったりすることで体験できます。
赤鬼もついつい時間を忘れてプリン(この犬の名前)と遊んで
しまいましたが、娘たちは自分だけずるいと怒っていました。
この犬は実際に現役で活躍している盲導犬で、ユーザーさん
(飼い主さん)と一緒に訓練施設にいらっしゃいましたので、
お話をお聞きすることができました。
何故盲導犬に服を着せるのですか?ファッションですか?と
お聞きしましたら、盲導犬は一般の方が沢山いるところを歩
くので、「犬の抜け毛で一般の方にご迷惑をおかけしないな
いためですよ」とおっしゃっていました。
ハーネス(誘導してもらう時手で持つための装置)を装着して
いる時は「仕事モード」はずしている時は「お遊びモード」です
ので、はずしている時は盲導犬も普通の犬と同じように沢山
遊ぶそうです。
皆さんも、どこかで盲導犬に出会い私たち(ユーザーさん)が
ハーネスをはずしていたら「触っていいですか」と気軽に声を
かけてくださいとのことでした。
犬も遊びや人との触れ合いが大好きなので、喜ぶそうです。
只注意して欲しいのは、ハーネスを装着しているときは仕事
中なので、じっと見たり触ったりしないで欲しいということです。
盲導犬の注意力が途絶えると、ユーザーさんに思わぬ危険
がふりかかるので、皆さんも気を配ってあげてください。
又、犬は信号機の色を認識しないため、横断歩道などでは
「赤ですよ、青ですよ」などと声をかけてもらうと助かるそうです。
私たち健常者にはなかなか分らない障害のある方々のご苦労
や、障害のある方々の助けをしている犬たちの実際の活躍を
目にして、何か応援できることがないのか?もっと多くの人に
このようなことを知らせることはできないのかと思いました。
娘たちにはこれからも色々な社会勉強をさせ、障害のある人
と健常者の理想的な関わり方や、社会のために何かをする事
の大切さを学んで欲しいと思っています。
赤鬼は盲導犬協会の子犬と親犬の賛助会員として、不足して
いる盲導犬の育成に協力しています。
皆さんも興味がありましたらご協力をお願いいたします。
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盲導犬を待っている視覚障害の方は7800人!現在日本の盲導犬は1000頭以下!?
盲導犬の育成にご理解ご協力お願いします
財団法人日本盲導犬協会
⇒ http://www.moudouken.net/index.php