その他
2008年08月21日
現在の交通違反は、行政の段階(警察)で処理するものと
司法(裁判所)によって処分するものがあり、前者が反則金で後者
は罰金になるというお話と、反則金で処理された交通違反は前科に
はならないが、罰金を払うと前科になりますよというところまでお
話しました。
古い話になりますが、昭和43年7月に「交通反則通告制度」が実
施されるまでの交通違反は、事件として取り扱われてたので、必ず
裁判所において最終的な判断がされていました。
交通違反事件の流れは、警察→検察庁→裁判所という流れで、最後
に懲役、罰金、科料という刑罰が言い渡されていました。
交通違反は、刑罰を受けているわけですのでもちろん前科となって
いましたが、昭和43年に実施された「交通反則通告制度」におい
て交通違反は反則行為ということになり、行政(警察)の手続きの
みで処理されるため、交通違反による反則金は行政上の秩序罰とな
り、反則金を所定の期限内に納付すれば前科になりません。
ここで注意しなくてはならないことは、全ての交通違反が反則制度
の適応を受けるわけではなく、違反の内容によっては従来通りの司
法により処理されるということです。
反則制度が適応されない違反内容については、この後詳しくお話し
ますが、その前にもう少しこの「交通反則通告制度」について詳し
くお話をしておきます。
そもそもこの「交通反則通告制度」はどのような経緯でできたかと
いうことですが、これは大量に発生する交通違反を時間と手間のか
かる司法(裁判)による手続きにではなく、行政(警察署)の段階
で処理してしまおうというものです。
行政の段階で処理するということは、具体的には違反現場で警察官
が違反者に交通違反があったことを告知し、違反者は告知書と一緒
受取る反則金の納付書による規定の反則金を支払うということです。
ここでの告知とは、いわゆる反則切符を警察官が交通違反者に手渡
行為になります。
このような制度ができた背景には、日本の高度成長期に急増した自
動車と免許人口により増え続ける交通違反に対応するため、何らか
の方法が必要だったからです。
交通違反が急増したからといって、検察庁や裁判所の数を増やすこ
とは、予算の面から見ても大きな負担ですが、それ以上に検察官や
裁判官を増やすことの難しさがあり容易ではありません。
そこで、比較的軽微でなおかつ危険性の少ない交通違反については、
この「交通反則通告制度」を適応し、多発する交通違反事件を簡易
、迅速、かつ合理的に処理することにしたわけです。
要するに、交通違反の件数が急増したため、全ての交通違反者を検
察庁に書類送致し裁判により罰則を言い渡している余裕がなくなっ
たので、軽微な交通違反は現場の警察官に切符を切らせて反則金と
いう名の罰金を払わせて処理してしまおうというものです。
しかし、この制度で都合の良いことばかりではなく、交通違反者側
が受ける可能性がある不公平というものが問題です。
制度上は、違反を現認した警察官による処理がまちまちになること
を避けるために、反則行為の定型化と反則金額の一定化することで、
どの警察官が違反を現認して処理をしても同一の処理がなされると
していますが、実際問題前回赤鬼が経験した不条理なことも発生し
ています。
このメルマガ読者のあなたも、車を運転していて警察官に止められ
納得のいかない違反を押し付けられた経験はありませんか?
赤信号無視で自転車に乗った警察官に止められて切符を切られたが、
交差点に入ったときはまだ黄色だったのに。
この警察官はノルマが足りないので無理やり切符を切ろうといてい
るのでは等と思ったことが一度や二度あるのではないでしょうか?
そんなことも現場では起きているのは事実ですが、信号無視で一々
検察庁に呼び出されてしまうのも時間の無駄のような気がしますの
で、総合的な評価はマルというところでしょうか。
では、どのような交通違反は反則通告(反則切符)でどのような違
反が通常の司法による処理になるかということのお話です。
赤鬼は自慢するわけではありませんが、ここ20数年間無事故無違
反のゴールドカード、切符を切られた記憶も遠い話なので多少間違
ったお話をしてしまうかもしれませんが、その時はメールで教えて
くださいねm(_ _)m
反則通告制度、いわゆる反則切符で反則金を納付するとそれで終わ
りになる違反は、先ほどのお話のように比較的軽い危険性のないも
のですが、通常の検察庁に出頭しなくてはならない違反の代表的な
ものを以下に書きます。
■ 無免許・無資格運転
運転免許停止中、運転に必要な資格を持っていない物を含む
■ 酔っ払い運転
■ 交通事故をともなう違反
ここの説明の必要はないと思いますので省略しますが、特例があり
ますので書いておきます。
特例:反則通告制度が適応される場合でも、反則者の居所または氏
名が明確でないときや、逃亡の可能性のある場合は適応されずに、
通常通り刑事手続きがとられます。
軽微な違反で黙秘したり、運転免許の提示を拒否すると事が大きく
なりますので、止めましょう。
★ 知らないと前科になるお話
この交通反則通告制度が適応になる軽微な違反をして、切符を切ら
れてしまったっ場合に、反則金の納付期限以内に反則金を納めない
と、告知書(違反切符)に記載されている出頭日に通告センターに
出頭し、通告書をもらいます。
出頭しなければ、書留で通告書が送られてきますので、ここで反則
金を納付すれば問題ないのですが、さらに納付しないとこの交通反
則行為は交通違反事件の扱いに変わり、検察庁に処理の場が移ります。
注意したいのは、この段階になるといくら慌ててお金を払っても反
則金は罰金に変わってしまっていますので、前科が付く事になります。
お金を払わない場合は、当然裁判所に起訴されますので、その時点で
略式裁判及び正式裁判を受けて、判決により罰金を払わなくてはなり
ません。
いかがでしょう?
たかが信号無視だからと反則金の支払いを拒否していると、気がつ
いたときにはいつの間にか前科者になっているという恐ろしい話です。
十分お気をつけ下さいね。
余談ですが、判決を受けてさらに罰金を払わないとどうなるでしょう?
その場合は、換刑処分というもの受けることになります。
これは、労役場に留置され強制労働をし、強制労働は1日いくら
(何円)で罰金額に換算されますので、罰金額になるまで働きます。
何千円で強制労働をしたいと思います?
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2008年08月08日
「やまめ」プレゼントのお話
いつもまぐまぐ 知って得する「交通事故損害賠償請求」をご購読いただきまして
ありがとうございます。
今回は、まぐまぐで画像が公開できませんので、特別に交通事故損害賠償の
記事ではなく、夏休みの様子を書いてみたいと思います。
まず、今赤鬼がいるところは、山梨県北杜市明野町というところですが、
市町村合併するまでは「明野村」でした。
この明野町は、日本一の日照時間とひまわりで有名なところです。
赤鬼がなぜここにきているかということですが、娘たちは夏休みどこに
行こうかか考えていると、最終的にはこの明野町がまず最初に行くところ
になってしまうからです。
では、ここはどのようなところかというと、完全にホームビルド(手作り)の
ログハウスです。

クリックすると写真が大きくなります
手作りといっても、ログハウスですので当たり前と思われるかもしれませんが、
作ったのはログハウスのメーカーではなく、なんとこのログハウスの持ち主と
持ち主の職場の仲間たちです。
定年退職後は東京の杉並区からこの明野に住みたいと思い、どうせ住むので
あれば趣味の日曜大工を生かして自分でログハウスを建てようと思ったわけです。
ここは明野町でも標高800mと高く、近くには東京大学の宇宙線研究所等があり
空気がきれいで、定年後にのんびり暮らすにはとてもよいところです。

空の方向は南アルプスで、屋根に上ると地蔵岳のとんがりもはっきり見えます
右方向は八ヶ岳、後ろは茅が岳でとても景色の良い場所です
最初は職場の仲間で建てられればいいなという発想で、専門知識のある人間を
探していましたが、案外身近に隠れ職人がいて話はどんどん具体化していきました。
赤鬼は、専門知識を生かして電設関連をすべて引き受けました。
電気の配線設計・配線図・電材調達・配線工事のすべてを引き受け、仕事の
休みや有給休暇を利用し、3年の年月をかけて完成させました。
完成といっても完全にできたわけではありませんが、とりあえず生活できる
レベルのログハウスができましたので、その後も休みを利用して細かい仕事を
やっていました。
夏休み等は娘たちを連れてきていたため、ここ明野の環境と自然の中で遊ぶ
ことの楽しさを小さいころから感じていた娘たちは、夏は明野という発想になって
います。
長くなりましたが、そのような理由で明野に来ています。
何日間いるとかは考えずに、休みの許す限り適当に滞在するというのが
わが赤鬼家の恒例になっています。
お客様扱いではないため居心地がよく、ついつい長居をしてしまう傾向で、
申し訳ないといつも思っています。
昨日の夕方ひまわり畑に散歩に行った際、ひまわりの写真をとって来ました。

太陽とひまわりも素敵ですが、夕焼けとひまわりも案外綺麗です

後ろにうっすら色が変わっているところは南アルプスです
■ 山女2尾無料プレゼント
話は変わりますが、昨日山梨県の身延というところにある「やまめの里」にいきました。
ここの管理人の「まつごろ」さんは赤鬼の知りですので、娘たちは釣りを教えて
もらいよろこんでいましたので、夏休みの良い思いでのひとつになったと思います。
清流の中にある岩でできた生簀の中には、岩魚と山女が泳いでいて釣ることが
できます。
竿を借りて2時間釣るのですが、釣った魚はすべて無料で持ち帰ることが
でき、一生懸命真面目に釣れば竿の借り賃以上の収穫ができると「まつごろさん」
は言ってました。
もし釣りをされるときは、管理人の「まつごろさん」(松永信介)さんに、
「赤鬼のメルマガ見た」といってくれれば、山女を2尾プレゼントしてくれるそうです。

「まつごろさん」(松永信介)
「やまめの里」山梨県南巨摩郡身延町杉山1533
TEL/FAX0556-36-0083
アクセス
http://www.yamame-no-sato.com/access-f.htm
公式サイト
http://www.yamame-no-sato.com/
料金
http://www.yamame-no-sato.com/fissing-f.htm

目の前の清流で釣るもよし、岩に囲まれた生簀で釣るもよしです
非常に自然の豊かなところですので、是非一度いかれてはと思います。
いつもまぐまぐ 知って得する「交通事故損害賠償請求」をご購読いただきまして
ありがとうございます。
今回は、まぐまぐで画像が公開できませんので、特別に交通事故損害賠償の
記事ではなく、夏休みの様子を書いてみたいと思います。
まず、今赤鬼がいるところは、山梨県北杜市明野町というところですが、
市町村合併するまでは「明野村」でした。
この明野町は、日本一の日照時間とひまわりで有名なところです。
赤鬼がなぜここにきているかということですが、娘たちは夏休みどこに
行こうかか考えていると、最終的にはこの明野町がまず最初に行くところ
になってしまうからです。
では、ここはどのようなところかというと、完全にホームビルド(手作り)の
ログハウスです。

クリックすると写真が大きくなります
手作りといっても、ログハウスですので当たり前と思われるかもしれませんが、
作ったのはログハウスのメーカーではなく、なんとこのログハウスの持ち主と
持ち主の職場の仲間たちです。
定年退職後は東京の杉並区からこの明野に住みたいと思い、どうせ住むので
あれば趣味の日曜大工を生かして自分でログハウスを建てようと思ったわけです。
ここは明野町でも標高800mと高く、近くには東京大学の宇宙線研究所等があり
空気がきれいで、定年後にのんびり暮らすにはとてもよいところです。

空の方向は南アルプスで、屋根に上ると地蔵岳のとんがりもはっきり見えます
右方向は八ヶ岳、後ろは茅が岳でとても景色の良い場所です
最初は職場の仲間で建てられればいいなという発想で、専門知識のある人間を
探していましたが、案外身近に隠れ職人がいて話はどんどん具体化していきました。
赤鬼は、専門知識を生かして電設関連をすべて引き受けました。
電気の配線設計・配線図・電材調達・配線工事のすべてを引き受け、仕事の
休みや有給休暇を利用し、3年の年月をかけて完成させました。
完成といっても完全にできたわけではありませんが、とりあえず生活できる
レベルのログハウスができましたので、その後も休みを利用して細かい仕事を
やっていました。
夏休み等は娘たちを連れてきていたため、ここ明野の環境と自然の中で遊ぶ
ことの楽しさを小さいころから感じていた娘たちは、夏は明野という発想になって
います。
長くなりましたが、そのような理由で明野に来ています。
何日間いるとかは考えずに、休みの許す限り適当に滞在するというのが
わが赤鬼家の恒例になっています。
お客様扱いではないため居心地がよく、ついつい長居をしてしまう傾向で、
申し訳ないといつも思っています。
昨日の夕方ひまわり畑に散歩に行った際、ひまわりの写真をとって来ました。

太陽とひまわりも素敵ですが、夕焼けとひまわりも案外綺麗です

後ろにうっすら色が変わっているところは南アルプスです
■ 山女2尾無料プレゼント
話は変わりますが、昨日山梨県の身延というところにある「やまめの里」にいきました。
ここの管理人の「まつごろ」さんは赤鬼の知りですので、娘たちは釣りを教えて
もらいよろこんでいましたので、夏休みの良い思いでのひとつになったと思います。
清流の中にある岩でできた生簀の中には、岩魚と山女が泳いでいて釣ることが
できます。
竿を借りて2時間釣るのですが、釣った魚はすべて無料で持ち帰ることが
でき、一生懸命真面目に釣れば竿の借り賃以上の収穫ができると「まつごろさん」
は言ってました。
もし釣りをされるときは、管理人の「まつごろさん」(松永信介)さんに、
「赤鬼のメルマガ見た」といってくれれば、山女を2尾プレゼントしてくれるそうです。

「まつごろさん」(松永信介)
「やまめの里」山梨県南巨摩郡身延町杉山1533
TEL/FAX0556-36-0083
アクセス
http://www.yamame-no-sato.com/access-f.htm
公式サイト
http://www.yamame-no-sato.com/
料金
http://www.yamame-no-sato.com/fissing-f.htm

目の前の清流で釣るもよし、岩に囲まれた生簀で釣るもよしです
非常に自然の豊かなところですので、是非一度いかれてはと思います。